日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2018年08月29日【全米オープンテニス】錦織圭選手、大坂なおみ選手が初戦突破!!
いよいよ今シーズン最後のグランドスラム、全米オープンが始まりました!!
暑い、そして熱い試合、見入っています!
WOWOWさんでテレビとオンデマンドのトリプル観戦。
★錦織圭選手、最高の一回戦!
世界ランキング49位のマクシミリアン・マルテラー(ドイツ)との試合は、6-2、6-2、6-3の見事なストレート勝ち。
テニスももちろんいいのですが、何と言っても心の状態がいい!
KEI 魂が戻ってきました!
K 気合い
E エネルギッシュ
I 一所懸命
● 気合い。気持ちが入っています。本気でテニスと向き合い、優勝へ一歩一歩近づいている。
● エネルギッシュなオーラ。最初からガッツポーズを作り、相手を寄せ付けない。
● 一所懸命 まさに「この一球は絶対に無二の一球なり」(福田雅之介先生)の言葉を実行している。
今の圭は本当に強い。ただ、周りも強い。
今日の相手はクレーを得意とし、攻撃の遅いタイプだったが、今の圭にとって一番怖い敵は超攻撃プレイヤーだ。
次の相手は、フランスのガエル・モンフィス選手。
個人的には上手い選手だと思いますが、圭にとっては怖い選手ではないと思っています。
★大坂なおみ選手 まさになおみキャンドル! 炎を灯し続けた!
今週の月曜日の報道ステーションで放送したなおみさん企画でもお伝えしたが、
なおみさんとのインタビュー中に、キャンドルに火を灯し、
「なおみキャンドル」とご本人の前で名付けさせていただいた。
もちろん、この名前をつけたのには理由がある。
なおみさんは、心のキャンドルに炎が灯っているときといないときの差が激しいのだ。
● 炎が灯っているとき→ どんな相手であろうが、攻撃的で、しかもパワフル。
メンタルもポジティブな状態で絶対に誰にも負けない。最高最強のなおみさん状態。
● 炎が消えているとき→ 一つのミスを気にし始め、どんどんメンタルがネガティブな方向に。
どんな相手でも負けてしまう、、、自ら炎を消してしまう。
だからこそ、なおみさんは炎を灯し続けるためのトレーニングをしてきました。
その成果がしっかりと出た一回戦!全米オープンでは安定して炎を灯し続けてください!
★西岡良仁選手 フェデラー選手の凄さを満喫
とんでもないフェデラーのテニスだった。
「なにもできない…」 これが良仁の正直な気持ちだろう。
ただ、もしも僕が良仁だったら、嬉しかった!と感じていただろう。
何故なら、フェデラーは生ける伝説プレイヤー!
その素晴らしい選手と、全米オープンのセンターコート、アーサーアッシュでプレイできたのだから。
今後の人生の中で間違いなく宝物になる経験です!(そう思ってしまう僕は、そこまでのプレイヤーだったからなのですが、、、)
★ダニエル太郎選手 夏の結果がよかっただけに、、、
厳しいことを言うようだが、撃沈と言っていい一方的な試合だった。
対戦した相手は、僕が将来世界ナンバー1になると思っているプレイヤーだ。
個人的には、太郎なら世界のトップ10に入れると信じています。
その為には、より攻撃的なテニスがほしい。
でも、今夏の大会は素晴らしい結果を残しました。
太郎にしかできないテニスを作り上げてほしいです!
全米オープン、アメリカを、テニスを、エンターテインメントを感じていきましょう❗
松岡修造