日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2021年10月21日【世界体操 北九州2021】体操選手にとって大切な力「適応力」
いよいよ本日10月21日(木)から世界体操の決勝がスタートしました!
僕もここ北九州から4日間にわたり選手たちの熱い戦いをお伝えしていきます!!
そして、今回からテレ朝の世界体操チームに、強力な頼れるメンバー、白井健三さんも参加してくれることになりました。
健三さんによると、体操選手にとって大切な能力の一つが「適応力」なんだそうです。
競技を見ているだけではなかなか気づきませんが…大会ごとに変わるのが「器具」!
特に海外製のものになると、普段練習しているものと全くの別物で、例えば「ゆか」だと、バネの反発からカーペットの質まで違うんだとか。
今回は東京オリンピックと同じ日本開催ですが、そのオリンピックと今回の世界体操でも器具が違う。
選手たちは、自分たちの技や体調を整える他に、器具に感覚を合わせることもとても大事な能力になってくるんですね。
そして、練習と試合で違うことがもう一つ。
それは、ポディウム(器具が設置されている台)があるかどうかということ。
普段の練習は、基本的に床の上に直接器具が置かれているので、こういった台の上で演技を行うのは、実は試合本番だけ!
そこで、何が違ってくるのかというと…跳ね方が変わってくるそうです。
というのも、このポディウムの下は空洞になっているのに対して、床は硬い。
健三さんによると、土の上を走るのと、アスファルトの上を走るのくらい違うんだとか。
特にこの跳ね方の違いが演技に大きく影響する種目が2つあるそうで、それが「ゆか」と「跳馬」。
なんと、そこで健三さんにも「跳馬」の演技をしていただくことに!
目の前で健三さんの演技を見られるなんて「幸せ」の一言でした。
健三さん、まだまだ現役いけます!!
明日は、いよいよ橋本大輝選手が出場する男子個人総合の決勝が行われます。
予選2位のチョウ・ハクコウ選手(中国)との戦いにも注目です。
選手たちがどのように器具に対応していくのか、という新たな点にも目を向けながら、
明日の選手たちの熱い戦いを応援していきたいと思います。
大輝さん、世界体操の舞台でも「大きく輝け!」