日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2017年01月22日ロジャー・フェデラーに惨敗!
日本の錦織圭選手がロジャー・フェデラーに惜敗!
錦織圭 7-6,4-6,1-6,6-4,3-6 ロジャー・フェデラー 3時間24分
これぞ究極テニス。
天才プレイヤー同士のテニス。僕は興奮のあまり、緊張のあまり、試合中、
手が凍り続けていた。
悔しすぎる、残念すぎる、悲しすぎる。
キーボードを打つ手がいまだ凍っている中、自分の心が爆発しそうだ!
ここからは、とにかく冷静になります・・・試合前に書いた対フェデラー戦の
コラムと比較しながら記していきます。
◆フェデラー威圧壁崩した。王者の前に、圭壁がそびえ立った!
第1ポイント目からすさまじいテニス、心理戦。
フェデラーは圭のタイミングを崩そうとリズムを早くしたり、ミラクルショットを
連発してきた。そして圭の早いタイミングを崩すかのように、セカンドサーブ
でサーブアンドボレー。フェデラーが現在持っているすべての引き出しを開
けてプレイしてきた。
圭は、その壁をものともせず、扉を開けるかのようになんなくと崩す。
圭自身が壁としてフェデラーを圧倒した。
完璧な圭のワンサイドになった第1セット5-1・・・
一度崩れたフェデラー壁が蘇ったのだ!
より攻撃的になった王者。より「キレ」が出てきた。
焦る、焦る、焦る圭。あっという間に追いつかれる。
そこで嵐のようにやってきた・・・
◆フェデラー観客壁
5-1でリードした中でセットを落とす=試合に敗れるのと同じ。
流れを戻すことはできない。
観客はほぼ全員がフェデラーサイドについた。
もう止めようがないくらいのギアがあがったフェデラーがいた。
ただタイブレーク。
圭がとった!圭が勢いを止めたのだ。メンタルが強くなった。
圭はタフになると昨年末僕に誓ってくれていたが、まさに・・・
圭はタフ圭だった!
しかし・・・
脳裏に潜むフェデラー壁がやってきた。
フェデラーは、最強だ。ここから変わってくるはず、もっとうまくなるはず。
圭自身が、フェデラーに対し、せっかく掴んだ流れを渡してしまったのだ。
その後、ファイナルゲームに持ち込むものの、ゲームの内容は、悔しいが
フェデラーのワンサイドであった。
獲得ポイント数もフェデラー163ポイント/圭136ポイント
まず、テニスプレイヤーとしていわせていただきたい。
フェデラー、あなたは最強です。
メンタルが最強です!
35歳。テニス愛によってすべてを支えているプレー。
圭が相手ではなければ、フェデラーを“神ってる!”と誉めたてていたはず。
本当に彼は歴代1位のテニスプレイヤーです。
おめでとう!
そして、あえて厳しいことを今回は錦織選手に伝えます。
グランドスラムを勝つためには、全てにおいてどうしても強くならなければいけない。
大事な場面でタフになりきれない心。
これは、普段の生活から律していかなければならないと思います。
圭は、世界一の負けず嫌いなはず。
この悔しさをしっかりと力にして全仏へ向かってください。
最後に、圭お疲れさま。ありがとう。
どんな時も、僕は圭を信じ続けます。
魂が抜けた 修造より
独り言…あのマレーが負けたんぞ!
苦手意識を持っていたジョコビッチが負けたんだぞ!
こんなチャンスはないんだぞ!
ここで勝たなかったらいつ勝つんだ!
すみません。圭が一番わかっていることですね。
今から絶対にマイナス言葉、そして「もしも」言葉なし!
いまを生きろ!