日々の思いを本気で伝える!修造コラム

2016年07月25日【くいしん坊!万才】長野・山梨編③「増富のしみ大根」

今日は、ラジウム温泉で有名な山梨県北杜市の増富というところにやってきました。

今回ご出演いただいた山田さんご夫妻は埼玉県草加市に住んでいらっしゃるんですが、

この地が気に入って、毎週末に増富を訪れては、地域の資源を守ったり、農作物を作ったりするなどの「増富BASE」という活動を行っているそうです。

そして、その活動の中で、昔から増富で作られてきた「しみ大根」があることを知り、

3年前から昔ながらの方法で作られているそうで、今回はその「しみ大根」を使った料理をいただきます。

 

「しみ大根」自体は、全国各地いろいろな方法で作られていますが、

増富の「しみ大根」の特徴は、色が白いこと。

その色は、作り方が影響しているそうで、収穫した大根を輪切りにして大釜で煮た後、

大根を川に2日つけると、大根のアクが抜けて白いしみ大根になるそうです。

さらにヒモでつるして1ヵ月干し、平干しで1週間すると完成!

できあがるまでに40日ほどかかるそうですが、その途中で鹿に食べられたり、悪天候で大根が流されたりといろいろご苦労もあったんだとか。

「自然の中で作るというのはこういうことなんだと毎年勉強です」とおっしゃるご夫婦が素晴らしいですね。

 

「しみ大根の煮物」は、僕が今まで食べた大根と違いますね。

繊維はあるんですが、しいたけとかいろいろな野菜の旨味が出ていておいしい。

「しみ大根のエスニック風煮込み」は、見た目がインド料理のようにも見えるのですが、

若い人にもいろいろな食べ方をしていただきたいなという奥様の工夫が光る一品です

 

この「しみ大根」に込められたお二人の想いが、いただきながらどんどん僕の心にしみてきました!

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