日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2016年03月08日【くいしん坊!万才】岩手編②「へっちょこ団子」
今回は、岩手県の北部にある二戸市に来ています。山間ののどかな雰囲気がいいですね。
この二戸地方は、気候風土が米作りには向いていないということで、
昔から主食用として、キビや粟などの雑穀を栽培しており、
収穫の際には、家族はもちろん、近所の人たちも総出で手伝っていたそうです。
今日は、高村さんのお宅で、昔ながらの料理をいただきます。その名も「へっちょこだんご」。
「へっちょこ」というのは、二戸地方の方言で、「疲れたなぁ」というときに使うそうで、
ちょうど収穫が終わって「ああ、ご苦労さんだった」というときに、
みんなで「へっちょこ」を癒そうと団子を作ったのが、この「へっちょこ団子」です。
団子に使うのは、もちきび、たかきび、もちあわの粉。
団子に丸めたものを甘い小豆汁に入れて沸騰させ、団子が浮き上がってきたら完成です。
もちあわは、すごい香りがありますね。
たかきびは、もちもちしていて、おいしい!
材料の粉それぞれに持ち味と食感があり、いろんな味を楽しめる郷土料理です。
このやさしい甘味で、疲れも癒されますね。
「へっちょこ」の後に、みんなでいただく「へっちょこ団子」は格別なはず!
いただいた後に、「また頑張ろう!」という気持ちになれる一品です!!