日々の思いを本気で伝える！修造コラム

圭がバルセロナ優勝！

見事連覇を果たしました。

ツアー優勝これで９勝となりました。日本人最多ツアー優勝は伊達さんの８勝。

錦織圭（日本）　　６－４、６－４　　Ｐアンドゥハール（スペイン）

皆さんにまず伝えたいことは、圭の得意なハードコート（全豪オープン、全米オープンなど）ではないクレー（全仏オープン）での優勝だったということ。

スペイン、クレーコートの大会はナダル、フェレールをはじめクレーコートのスペシャリスト達が集結する大会。

そこで圭が連覇したということは、完全にクレーのテニスを手に入れたということ。

入れただけではない・・・

新しいクレーコートのテニスを見せつけた　

本来クレーコートでの立ち位置は、ベースライン上よりも１～２メートル近く後ろを定位置にしている。

ただ圭は・・・

ベースライン上に立ってプレイ。

展開も早く、ボールの回転も少なく攻撃していく。

テニスの展開が遅くなるクレーコートは、

テニス（手ニス）ではなく、足ニスになる。

まさにコートを走り回れる選手が強い。

ただ圭のテニスは、いくら相手の足が速くても、しつこくても関係ないテニスをしている。

クレーコートのスペシャリストが放つボールの軌道よりも低く、そして速い。

時間を奪っているのである！

僕の今週圭の試合を見ていて感じたこと

強い！

強いです。上手いだけではなく強い！

どんな状況でも焦りがない。

普通、クレーコートのスペシャリストを相手にしていると、どうしても焦って、

早打ちになり自滅してしまうケースが多い。

今までの圭はクレーコートの罠にはまっていた。

圭はまた一段階テニスのレベルを上げている！

さあ、明日からＡＴＰ１０００のマドリッドが始まります。

昨年はナダルに途中棄権で準優勝。今週もタフな毎日になると思いますが、

世界の圭！新たなクレーコートスペシャリストとして一つ一つ前に前進してほしいです。

圭、優勝おめでとう！ありがとう！

優勝スピーチでスペイン語から語り始めた圭。

だからこそ僕も圭に言うよ・・・

圭　Ｍｕｃｈａｓ　ｇｒａｃｉａｓ！