日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2014年09月08日いよいよ錦織圭選手が世界の頂上に経つ時がやってきた。
いよいよ錦織圭選手が世界の頂上に経つ時がやってきた。
日本テニス界のDreamがCome Trueする時がやってきた!
相手は、マリン・チリッチ選手。
錦織選手は、絶対に勝てる!だって...
・チリッチはランキングが世界16位だから~
・5勝2敗で有利だし~
・圭の方が強い選手に勝って来ているから~
と、圭が完全に有利だと思っているあなたに・・・
喝!
今、チリッチは圭同様、最も勢いがある選手の一人です。
チリッチは、今までのプレイより攻撃的になり自信を持ってプレイしている。そして今までの対戦成績は関係ない・・・と圭が決勝へ向けて語っているように、今世界で最も勢いのある選手なのだ。
では、どうすれば圭はチリッチに勝ってグランドスラムで優勝できるのか?
今回も書きたいことが山ほどあるのですが、ジュニアキャンプ中ということもあるので、
簡単に・・・
◆プレッシャーはお互い様!
今回どちらが勝ってもグランドスラム初勝利。
勝ちたい気持ち、勝つことへのプレッシャーは同じ。
ただ・・・
◆チリッチは松岡修造になる時がある。
チリッチ選手は、圭と比べてプレーが硬い。一言で言えば僕に似ている。
大事な時ほど力が入る。その一所懸命さが逆に焦りに変わってしまうことがある。
大事な時ほど力が入る。その一所懸命さが逆に焦りに変わってしまうことがある。
プレッシャーをチリッチがより感じているのは確かだ。
◆チリッチの一番の武器をブロックしろ!
チリッチの武器は言うまでもない、サービスだ。
準々決勝で圭が対戦したラオニッチ選手と同様、世界のビックサーバーのひとり。
だからこそ・・・
◆プレイをさせろ!
リターンエースなどは必要ない。
とにかく、チリッチのサービスゲームでラリーを多くさせる。
序盤から相手に対しポイント、ラリーをチリッチのサービスゲームで長くしていく。
するとチリッチは・・・
◆パニック状態になる!
サービスだけでしかポイントが取れない状況になると、焦りが出て、よりサービスを強打してくる。それこそが一番圭がさせたいこと。
サービスはリラックスしている時のみ、スピードがでる。チリッチを力ませたい。
その為には・・・
◆ストロークでチリッチに時間を与えるな!
今までよりも強打してくるようになったチリッチに対し、しっかりと構えて打たせる状況を作るのは避けたい。
これまで戦ってきた圭のスタイル、じわじわコート内に入ってプレイできることができれば、完全に相手のリズムを崩すことができる。
これまで戦ってきた圭のスタイル、じわじわコート内に入ってプレイできることができれば、完全に相手のリズムを崩すことができる。
だから・・・
◆オープンスタンスでプレイさせろ!
チリッチが、ストロークの際、オープンスタンス(足を横に開いて打つ形、フォアハンドなら右足が右にステップしている形)で打たせたい。
しっかりと時間があり、スクエアスタンス(フォアハンドなら左足を前にステップインして打つ形)にさせると、より安定しパワーが生まれる。
オープンスタンスにしている状態は相手を押している状態。そして、オープンスタンスが多くなればなるほど、体力的にも消耗していく。
極めつけは・・・
◆逆をつけ!
チリッチの想像している逆を打つ。するとバランスが崩れ、思うようなプレイができなくなっていく。
そうすれば完全にストロークで圭が主導権を得ることができる。
そうすれば完全にストロークで圭が主導権を得ることができる。
これができれば、圭は全米で優勝します。
ただ、こんな簡単に勝たせてくれる相手ではない。
そのことを一番知っているのが・・・
◆ボブ・ブレッド!
今、僕は自分にとっての恩師であるボブ・ブレッドを招いて、
「トップジュニアキャンプを行っているが、ボブこそが、チリッチを育てたコーチだ。
15歳に初めて出会い、その後はツアーを一緒に周り世界9位まで押し上げ、
一年前まで一緒に戦っていた。(この9年間はボブの合宿中、チリッチの話がボブからよくあった)
「トップジュニアキャンプを行っているが、ボブこそが、チリッチを育てたコーチだ。
15歳に初めて出会い、その後はツアーを一緒に周り世界9位まで押し上げ、
一年前まで一緒に戦っていた。(この9年間はボブの合宿中、チリッチの話がボブからよくあった)
そして、圭もボブを招いてのジュニアキャンプに参加したことがあり、世界を初めて感じさせてくれたのがボブでした。
2年前の全米オープン、圭はチリッチに敗れるが、完全に戦略にやられたのだ。
当時はまだボブはチリッチのコーチをしていて、圭を知り尽くしているボブがチリッチに与えた戦い方に、圭はやられたのである。
その試合後、実はボブのところにけいが来て、“自分の何がいけなかったか?”と聞きてきたそうです。
そのアドバイスこそがこの決勝で勝つための大事なポイントになっているのだと、僕は思います。
そのアドバイスこそがこの決勝で勝つための大事なポイントになっているのだと、僕は思います。
すみません。書きたい思いはいっぱいなのですが、まもなく2日目のジュニアキャンプに行ってきます。
みなさん、いよいよですね!
これぞインターナショナルスポーツ!
テニスを感じましょう!
間違いなく、この試合は世界最高峰の内容になります。
テニスの素晴らしさを伝えたいと言っていた圭の思いを感じながら見てください。
そして・・・
◆信じている、いや “できる!”
圭は今まで夢に向かって何度も挫折や悔しい思いを感じながらも一所懸命やってきた。
世界一のメンタル、そしてテニスをしている圭。
もうなにも恐れることはない。恐れなければいけないのは・・・
◆守りの心
勝ちたいと思えば思うほど、テニス選手は守りに入ってしまう。
今まで通り攻撃だ、圭のテニスを貫き通せ!
だから・・・
◆チャンスをチャンスに!
圭は、ここぞというところで強い!
チャンスをピンチに変えてしまう僕と違って、チャンスをチャンスにできるメンタルがある。
いまがそのチャンスだ!
いまがそのチャンスだ!
あ~~~~~~~~~~っ、止まらない...
時間気にせず思う存分書くのか?...
はたまた目標に向かって頑張っているジュニア選手たちの元に戻って指導するのか?... あー、迷う・迷う...けど...
はたまた目標に向かって頑張っているジュニア選手たちの元に戻って指導するのか?... あー、迷う・迷う...けど...
圭に憧れ、圭のようになりたいと思っている子供たちのもとも戻ります!
明日も一緒に戦いましょう!
圭なら大丈夫、圭ならできる、圭だからできる!
修造