テニスの未来を本気で育てる!修造チャレンジ

2023年6月キャンプレポート

キャンプを終えて

直前の全仏オープンで西岡良仁選手が全豪オープンに続きベスト16入りを果たし、また、男子車いすテニスでは17歳の小田凱人選手が史上最年少グランドスラム初制覇及び史上最年少世界ランキング1位達成と、日本選手の大活躍による熱気を帯びた中で、15歳以下の合宿を開催いたしました。

今回の合宿は今自分が「できる」ことと「できない」ことをしっかりと各自が認識し、その上「できる」ことをさらに伸ばすためには、そして「できない」ことをどのようにしたら「できる」ことに変えて行けるかをテーマに実施しました。

集合時のミーティングでは、小田凱人選手の全仏オープンのプレーを映像で見せながら、「できない」こと「できる」ことに変えるためには常識にとらわれない発想が必要であることを伝えた上で、コートに入りました。

オンコートでは「できる」「できない」を意識した上で各ドリルを実践し、また、2日目からは僕との1対1の練習で各選手の課題について、徹底的に指導を行いました。

夕食後に行ったミーティングでは、全仏オープン直後の西岡良仁選手がオンラインで参加してくださり、参加選手全員からの質問に対し、小柄ながら世界の20位台へと躍進しトップレベルのツアーで戦っている秘訣を伝えてくれました。「自分も世界で戦える!できる!」と感じた選手たち。次の日の練習から見違えるようなエネルギーを感じました。連戦の疲れの残る中、貴重な時間を割いて選手たちにアドバイスをくださった西岡選手には、心より感謝するとともに、これまで20年以上ジュニア合宿を継続してきたからこそ繋がっている日本テニス強化を実感した瞬間でもありました。また、わずか17歳で世界の頂点に立った小田選手については、試合映像や自分の取材映像を通して、目標を達成するために常識にとらわれずにチャレンジ、努力する姿勢を学び、さほど年齢の離れていない選手たちには大きな刺激となったはずです。

13歳から15歳とまだまだ大きく成長する可能性がある選手たちが、この合宿で学んだことを実践し、各自の大きな夢を実現してくれることを願ってやみません。 

今後も日本男子選手のさらなる強化のために、微力ながらサポートを続けていきたいと思いますので、引き続き皆様のご協力、ご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。 

修造チャレンジ
松岡 修造

概要

主催修造チャレンジ実行委員会
協賛ミズノ株式会社/株式会社エアウィーヴ
後援公益財団法人 日本テニス協会/オーエスジー株式会社
開催日時2023年6月13日(火)~6月16日(金)3泊4日
内容松岡修造と修造チャレンジスタッフによる合宿練習会を実施
対象松岡修造とJTAナショナルチームに選抜された、15歳以下の男子
ジュニア選手12名
参加スタッフ松岡修造/櫻井準人/岩本功/近藤大生/馬場大和(コーチ)/佐藤雅弘(フィジカル)/山下且義(ボディケア)/田中伸明(メンタル)
開催場所テニスポート波崎(茨城県神栖市土合本町1丁目8762-13)
※サーフェス:ハードコート
宿泊:波崎グリーンホテル(茨城県神栖市波崎1251)
集合2023年6月13日(火) 14:00
スケジュール6/13(火)
14:00~14:30  集合・ミーティング
14:30~17:30  練習
17:30~19:00  ミーティング
19:30~20:30  夕食
        
6/14(水)・15(木)
09:00~12:00  練習
12:00~14:00  昼食・休憩
14:00~17:30  練習
17:30~19:00  ミーティング

6/16(金)
09:00~11:30 練習
12:00~12:30 ミーティング
12:30 解散

キャンプ参加選手

2023年6月13日〜16日田畑 遼/川西 飛生/松村 怜/戸邉 悠真/渡邉 栞太/小林 兼輔/櫻井 義浩/丸山 楓湊 /川口 孝大/川村 准椰 /大垣 心太郎/阿部 煌大