テニスの未来を本気で育てる！修造チャレンジ

2015年3月3日（火）～6日（金）の4日間、今年最初のトップジュニアキャンプを味の素ナショナルトレーニングセンターで実施、11歳から14歳の17名の男子ジュニア選手が参加しました。

今回の合宿は将来を見据えた選手強化はもちろん、4月末に行われる14歳位以下の国際チーム戦である、ワールドジュニア・アジア予選代表選手の強化も大きな目的としました。

この合宿で選手に最初に掲げたテーマは、「明確に」。練習をする際は、何のための練習なのかを”明確に”して行う、自分が掲げる目標を”明確”にする、また、その目標をいつまでに達成したいかを”明確に”する、など、「何となく」ではなく、すべての物事に対して目的や目標を”明確に”して取り組むことの大切さを、この合宿を通して伝えました。

テニスの練習以外でも、ナショナルトレーニングセンターならではの環境を生かし、ソチ・オリンピックにも帯同した栄養士の講義や、J0Cスタッフのご協力により、J0Cキャリアアカデミープログラムを実施、ハードル競技の世界選手権メダリストの為末大さんは自分の失敗から得たものなどの貴重な経験談を子供たちに伝えて下さいました。またJOCスタッフによるチームワークを高めるプログラムや英語の実践練習など、充実したプログラムを夜のミーティングで実施しました。

3日目には卓球のナショルコーチの指導による体験や日本女子代表選手の練習を見学、その練習中の集中力の高さに選手たちは大いに刺激を受けていたようです。

最終日にはワールドジュニアアジア予選の日本代表選手を発表。選ばれた選手たちは引き締まった表情で世界大会出場権の獲得を皆の前で宣言してくれました。

選手たちにはこの合宿で得た経験を生かし、これからも”明確な”目標を持って大きな夢に向かって日々努力してもらいたいと思います。

これからも微力ながらジュニア選手たちのために合宿を行ってまいりますので、今後とも皆様のご指導、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

松岡修造