日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2014年11月16日【ATPツアーファイナル】ATPファイナル準決勝
世界ナンバー1のジョコビッチに対し錦織圭選手が戦った、、、
ちょっと、ちょと待った!
あの、悔しくて仕方がない。実は現在夜中3時。
試合後、ホットなうちにコラムを書こうとスーパーゾーンで記していた。
出来上がった、思いを綴った2000文字。
送信しようとしたその時だ。
ない、ない、ない!
どこに行った俺の文章は!
なくなってしまったのだ。信じられない。言い訳したくないが、今、テレビ朝日さんの蒲団も引いてある控室で久しぶりに怒りが収まらない、、、だったらやめるか、、、
圭はあきらめなかった。俺も諦めない。
スーパーゾーンからもっとも離れた状態で記します、、、
気持ちを切り替えて、自分自身に
ごめ~~~ん、ごめ~~~ん、一旦ごめ~~~ん
Shuzo wrighting play!
1-6、6-3、0-6
錦織圭選手の2014年が終わった、、、
まずは、圭に対して思いを伝えたい。
この一年本当に幸せな時間をいただきありがとうございました!
テニスに携わっている自分にとってこれ以上ない一年でした
心から圭 ありがとう!
ジョコビッチ戦を振り返ります、、、
日本時間夜11時。地上波生放送。
僕は、番組冒頭で伝えた、、、
この試合、完全にジョコビッチが有利だ。完全にピークに持ってきている。強すぎる。
今大会他のトップ選手同様、簡単に破れる可能性がある。
ただ、王者ジョコビッチに勝てるのはフェデラーと圭しかいないと。
ファーストセット、世界ナンバー1のテニスは完璧だった。
ジョコビッチ壁(ジョコワォール)は崩れる気配がなかった
守り、攻撃、メンタルどれをとっても最強だった。
一方の圭は、リズムが取れず攻撃してもカウンターでより強いボールが返ってくる。
圭のストロークはズダズダになっていた。
セカンドセットいきなりブレークされ0-1、、、
ここで、サービスをキープされたら、ジョコビッチの他の試合のように1時間で握手をすることになった。
そこで圭はもがき、我武者羅なテニスを披露した
圭はあきらめなかった!
そしてブレーク。チャンスをものにする!
圭のリズムが戻る一方、ジョコビッチのテニスは守りに徹していく。
6-3 超満員の観客は完全に圭サイドに着いた。
(あ~~~~~~~苛々してきた、さっき書いた内容と違うというか、もういや、、、、)
おい、圭は今の状態からカンバックしたんだぞ!
気持ちを切り替えろ修造、、、
ファイナルセット。ジョコビッチサービス15-40ダブルブレイクポイント
誰もが圭の勝利への道を疑わなかったはず。ファイナルセット勝率歴代一位の圭。試合の流れから言っても完全に圭ワールドになっていた。そこに、、、
大きな罠が隠されていた!
15-40 フォアハンド
30-40 バックハンド
ともに失敗
チャンスボールだった。
一気にスーパーゾーンに入ろうとしたことが、リズムを狂わせたのだ。
チャンスをチャンスにできず、
チャンスをピンチに変えてしまった瞬間だった!
そこから急に圭のリズムがまた崩れ始めた。
テニスは怖い、、、メンタルの戦いだと感じた方も多いはず
圭のサービスゲーム、ダブルフォルトを加えミスが続く。ジョコビッチはただ守る、コートにボールを入れるのみ。
0-6 誰も予想できなかったスコア
一方的に見えるスコアだが、内容は圭の一人相撲だった
僕は、圭は絶対に世界一になると信じているからこそ、心を鬼にして伝えた
勝てた試合だったと、、、
一番悔しいのは 圭自身だ
圭、この悔しさが2015年のテニスの力になる!
この試合ですでに圭のテニスはそこにあると証明できた。
後は圭自身が自分を信じて歩み続けるのみだ!
僕らは信じています。圭が夢を達成することを、世界ナンバー1になることを!
これからすぐに帰国ですね。
そして、来週末有明コロシアムで行われるチャリティーマッチ。アンドレ・アガシ(全てのグランドスラムを制したグランドスラマー)との対戦。
日本の皆さんは、圭に感謝の思いを伝えたいと思っていますよ。
また、日本では色々と大変だと思います。
スポンサーさんの仕事は必要ですが、後は最小限にしてください。
圭にとって大事なのはテニスコートでの活躍です。
みなもわかってくれています。しっかりと休んでくださいね!
ぼくにとっての2014年テニスは終わった、、、、
いや終わっていない。現在夜中3時半、、、
朝5時からフェデラー対ワウリンカ戦の解説がある。
さあ、テニスを思い存分伝えるぞ!
圭、最後に言わせてください
2014年、お疲れ様!ありがとう!
そして目指せ2015グランドスラム制覇!
いつもスーパーゾーン修造