日々の思いを本気で伝える!修造コラム

2014年11月15日【ATPツアーファイナル】錦織圭選手がATPファイナル準決勝を戦う

今年の賞金総額5億円を超えた錦織圭選手(日本)がATPファイナル準決勝を戦う。

相手は、世界ナンバー1、そして昨日の試合に勝った時点で今年のATPランキングナンバー1に決まったノバク・ジョコビッチ(セルビア)と戦う。

 

日本、アジア、を超えた世界決戦がロンドンで日本時間夜11時からスタートする。

 

興奮で眠ることができない、、、こんな幸せな事があるか!

 

テニス選手であれば誰もが夢見るATPファイナル。しかもアジア初として参加した圭は、出場できるだけでも素晴らしい中、世界の4人の中に生き残った。

 

今、文字を打つ自分の手が震えているのがわかる、、、

そして感極まる自分を抑えられない、、、

 

まず、圭に言わせてほしい、、、

 

圭、ありがとう!そしておめでとう!日本人としてアジア人としてすでに圭は大きな勇気を与えてくれた!だからこそ、、、

 

伝説になれ!

 

圭は、全米オープンの決勝戦前など、大事な試合前の日は寝られないという。

それだけプレッシャー、また勝ちたい!という思いが圭自身に襲い掛かってくるのだろう。

 

こう書いていて、気づいていることがある。この決戦へ向けてのコラムが長くなっていくのを、、、約束したんじゃないのか修造!長く書かないということを。読んでいただく皆さんの迷惑を考えんだと!ウザ文章にしないということを!

ごめ~~~ん、ごめ~~~ん、一旦ごめ~~~んしたんじゃないのか!

 

はい、わかりました。

 

圭が世界ナンバー1に勝つために何をしなければいけないのか!記します。

まずは世界王者ジョコビッチの良さとは、、、

 

・世界屈指のオールラウンダー

全てのショットを巧みに操ることができる

 

・弱点なし

特にATPファイナルで最強になる。球足の遅いインドアーコートは無敵といっていい

 

・スライディングの申し子

スライディングの天才だ。遠いボールに対してもオープンスタンススライディングでラケット二本分近くの距離を稼げる。なんと普段のトレーニングからスライディング練習をいれている

 

・強烈カウンター

相手の強打をより強打で打ち返す。圭が打てば打つほど、圭のパワーを利用して打ち返してくる

 

・コーチがあのボリス・ベッカー

17歳で史上最年少優勝を果たしたベッカー。パワーテニスだったが、相手の心理を読むのが得意だった選手。圭のコーチは17歳史上最年少グランドスラムチャンピョン我がマイケル・チャンだ!グランドスラム覇者コーチ決戦でもある。

 

・結婚、子供も授かった今、幸せイッパイ!

今、ジョコビッチはメンタルが充実している。今年結婚、そして子供も生まれ、コート上でもより落ち着いた雰囲気に。少しのことでは前のように苛々しなくなっている。

 

・世界一のハングリー精神の持ち主

自国セルビア、戦争中いつミサイルが飛んでくるかわからない状況のなかテニスをし続けていた。ジョコビッチに以前インタビューさせていただいた時、こう語った、、、

”修造、僕は、他の選手とテニスに懸ける思いが違うんだ。僕は自分のために全てを犠牲にしてくれた家族、また国の代表としていつも闘っているんだ。自分にだけしかないメンタルタフネスがある“

 

心技体すべてが完璧なジョコビッチ。今大会もほとんどゲームをとられない一方的な試合で勝ちあがってきている。

 

世界の予想は間違いなく世界王者有利。

 

その予想を覆すんだその為には、、、

 

 

倒せ!ジョコビッチ壁(ジョコワォール!)

 

世界最強の壁だ

 

ただ、その壁を倒すためのテニスが今の圭、進化した圭にはある。そのひとつ目が、、、

 

今の圭には体力がある

 

ジョコビッチに対し、先に攻撃していきたい。

ただ、今大会みていて対戦した全ての選手が早く攻撃しようとし、カウンターをくらうか、焦ってミスが続き自滅してしまう。だからこそ、ジョコウォールに対し、、、

 

圭ウォールにならなければならない

 

打ち合うんだ。今の圭には体力という武器がある。しかも今週は、3セットマッチ。試合毎一日休養があった。間違いなく最もフレッシュな準決勝を迎えることができる。

 

辛抱強くジョコウォールと打ち合い続けることができれば、、、

やってくるぞ、圭にしかできない、、、

 

スーパーゾーンテニス!

 

全く力みがなく、どんなショットもきまっていく。まさに超攻撃型想像力テニス

テニスは相手のショットを読んでいくスポーツだ。

 

相手の構えから、力の入り方から、そして相手のメンタルを探ってショットを読んでいく。

 

ただ、スーパーゾーンに入った圭は読むことができない。

ゼロ力みのテークバック、そしてボールをヒットするまで、余計なことを考えず感性に任せて打ち込んでくる圭の心理は読むことができない。

 

ジョコビッチにとっても予測不可能だ!

 

それを体感したのは、昨日のフェレールであり、全米オープンのジョコビッチ自身だ。しかも全米のジョコビッチの時よりも今の圭は進化している。

 

コートの内側に入り、相手をどんどん揺さぶって追い込んでいく。

最後はこんなテニスをされたら適いません、、、そんなそぶりを見せた全米のジョコビッチ状況に追い込んでいけ!

 

ただ、そんな簡単にいかないのもよくわかっています。

 

最終的には、圭が何と戦わなければならないか一番よく知っている、、、

 

相手は自分自身なんだと。だらこそ

 

自分に勝て!圭!

 

自分破りだ!

 

 

そうなれば圭ワールドになる!

 

さあ、近づいてきたぞ、決戦の時が。

 

自分にとっても大勝負の日。目指せ!

 

スーパーゾーン解説

 

(全く力みがない、ゼログラビィ。何を言っても的を得た冷静かつ情熱的な解説)

 

因みに、もうひとつの準決勝、史上最強プレイヤー、フェデラー対今年全豪覇者、ワウリンカも日本時間朝5時から生放送させていただきます

 

修造、自分破り!

 

修造

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