日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2013年11月18日くいしん坊!万才 長崎編3
日本海軍、そしてアメリカ海軍によってもたらされた独特な食文化をもつ長崎県佐世保市。
今回は、その海軍ゆかりの料理を求めて、九十九島観光ホテルにおじゃましました。
まずいただいたのは、「海軍さんのビーフシチュー」。
明治32年、第7代佐世保鎮守府司令長官として佐世保港の整備充実に尽力した東郷平八郎氏が、
イギリス留学中にビーフシチューに出会い、日本に戻った後、
船の上で作らせたのが始まりと言われているそうで、九十九島観光ホテルでは、
1908年に書かれた「海軍割烹参考書」にある「シチュードビーフ」を元に、
この料理を再現されたんだとか。
一口いただくと、本当に高級レストランのビーフシチューという感じで、
上品でおいしく、じっくり煮込まれた長崎牛は口の中でホロッと溶けるようですね。
もう一ついただいたのは、「入港ぜんざい」。
これは、海軍さんが長い間航海して基地に帰る前夜に、
「よく帰ってきた」という意味で食べられるものだそうです。
思ったよりサラッとしていますが、染みわたるおいしさで、
帰国前に食べると心もあったまる一品です。
「海軍さんのビーフシチュー」と「入港ぜんざい」という佐世保ならではの料理をいただけて、幸せです!
ありがとうございました。
料理長の熊栄治さんにご紹介いただきました。