日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2013年11月11日くいしん坊!万才 長崎編2
今回は、平戸市街の丘に建ち、向かいに平戸城を臨む松浦資料博物館にやってきました。
ここには、旧平戸藩主松浦家と平戸の歴史に関する資料が所蔵されているそうですが、
「閑雲亭」と呼ばれるお茶室もあるとお聞きして、伺いました。
こちらのお茶室で、200年前の江戸時代に平戸藩主が食べていたお菓子をいただきます。
「烏羽玉(うばたま)」というお菓子は、黒ごまが入った練り餡を求肥で包み、
和三盆糖と落雁粉をまぶしたものなのですが、お餅みたいな感じで、
ほんのりとした甘さの中に、かなりごまの香りがします。
200年前というよりも、今の味と言っても全然違和感なく通用する味ですね。
「カスドース」というお菓子は、なんと400年も前から伝統的にあるんだそうです!
ポルトガル貿易によって平戸に伝えられたものだそうで、
カステラの生地をを卵黄でまぶし、糖蜜で揚げて、砂糖がふられたお菓子です。
食感はとても軽くて、生地と砂糖の甘さが、口の中で不思議な甘さになって、おいしいです!
平戸では、昔からこんなにおいしいお菓子が食べられていたんですね。
地元ならではのお菓子があるのは、うらやましいです!
松浦資料博物館館長の岡山芳治さんにご紹介いただきました。
「烏羽玉」(右上)、「カスドース」(右下)