日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2019年01月25日全豪女子決勝!ペトラ・クビトバ選手ってどんな選手?
全米オープンに続くグランドスラム連覇をかけ、大坂なおみ選手が決勝で戦う相手は・・・
世界6位 ペトラ・クビトバ(チェコ) なおみさんとクビトバ選手の戦いはなんと初対戦!
クビトバ選手はチェコ出身の28歳。182㎝で左利き。今大会、彼女は1セットも落とさず、決勝まで勝ち上がってきた。前週のシドニー国際でも優勝しており、現在11連勝中と勢いに乗っている。 21歳だった2011年のウィンブルドンでは、決勝でマリア・シャラポワを破って4大大会初優勝を果たし、自己最高の世界ランク2位へ。 2014年のウィンブルドンで2度目の優勝。2016年にはリオ五輪で銅メダルを獲得。そこで悲劇が・・・
2016年、刃物を持って自宅に押し入った強盗の襲撃に合い、利き手の左手に重傷を負う。選手生命の危機とも言われたが、神経を修復する手術を受けて2017年の全仏オープンで見事復帰。
★超ファイター!としてカムバック
もともと才能テニスのクビトワは、少しメンタルが狂うと崩れる一面があった。でも今は違う。奇跡の復活からメンタルが狂わない。そして、彼女の決して諦めない姿に心を打たれファンも増加!
★黄金レフティ
テニス選手にとって左利きは特権である。右利きの選手にとって、対左利きは真逆のテニスをすることになる。 バックのクロスは右利きなら相手のバックになるが、左利きの場合、フォアになってしまう。なおみさんは、より角度のついたボールを打たないとクビトバのフォアハンドの餌食に! だからこそ、なおみさんは難しいバックハンドのストレートを正確に打つ必要性が出てくる!
★逃げるサーブ
アドバンテージサイドでのサーブ。左利き特有の回転で曲がっていくクビトバの放つボールは、とてつもない角度で曲がっていく。さらに体めがけてくると、体に食い込み返球しにくい。どうかここで、なおみさんイライラしないで!
★フラット光速ストローク
準決勝の相手プリスコバと同じくフラット系。回転がかかっていないので、球が速い、しかも柔らかいフィーリングをもっているのでラケットがしなってくる。そうすると、予測するのが非常に難しいストロークだ。だからこそ、なおみさんは強打だけではなく、ループ系、チェンジオブペースも忘れないで!
この決勝、なおみさんがイライラする状態が間違いなくやってくるだろう。だが、なおみさんはイライラステーションにはもう停車しない!なおみエクスプレスの終着駅『全豪優勝ステーション』へ まっしぐら!
なおみさんのテニスで世界をもう一度歓喜の渦へ!
僕も女子決勝、なおみエクスプレスに乗車します! 修造
Photo by 塚越 亘(Many Thanks)