日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2017年12月18日陸王チャレンジ日誌②
第9話の放送が終わりました。いよいよ最終回を迎える「陸王」。
実は、僕にとって演技初日だった第8話の撮影で、いきなり長台詞チャレンジが終わったとき、役所さんが、優しい眼差しと共に僕に声をかけてくださった。
台詞の呪いから解放されましたね、、、
一瞬、それまでの緊張感、今までに感じたことのないプレッシャーから解き放たれ、涙腺が緩んでしまった。
と同時に、本気で覚えてきた、自分の心と体に注入された台詞とはおさらばであり、もう一度同じシーンを演じさせてもらいたい、、、と、思うように演じることができなかったという後悔も涌き出てきた。
役者とは、本番にどれだけ自分の力を出しきれるかどうかの勝負だ。
第8話、第9話での自分の演技を反省し目指したのは・・・
★御園さんの心は、冷静と情熱のあいだ。
〇釣りのシーン・・・御園さんが心を開いていく大事な場面。優しい語り口調で、自身の原点、信念を伝える。(初めて楽しい雰囲気を出す。出しすぎたか。。。台本にない事しゃべる)
〇小原さんとの料亭シーン・・・ビジネスマンとしての冷酷な部分が顔を出す。(いやらしい自分でした)
〇宮沢さんに買収断られるシーン・・・イライラ感、優越感、力でねじ伏せていく感じを表現。宮沢さんを見下す感覚を出す。(最後あまりにも怒り、歯を食いしばりすぎて、顎おかしくなる)
原作には出てこない小原さんとのシーンなどを入れていただき、心から感謝しております。
本来、原作ですと、このまま御園さんは一切出てきません。
ただ、最終回も、御園さんは参加させていただけるようです。
いよいよ僕にとっても、初めて経験した「演じる」ことが終わりに近づいています・・・
今の感覚、喜びを決して忘れない、忘れてはならない僕の原点にしたい(第9話台詞代用) 御園修造