日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2016年01月26日錦織圭選手、世界王者ジョコビッチに対し惨敗
全豪テニス男子準々決勝 錦織圭vsノバク・ジョコビッチ
錦織圭 3-6,2-6,4-6 ノバク・ジョコビッチ
世界一の一人旅を続けるジョコビッチの歩みを止めることができなかった!
はっきり言います。
観ている人も感じたはず。
今日の試合は圭にとって大チャンスだった!
ジョコビッチのテニスは決して最高のテニスではなかった。
では、何故、素晴らしい、ここまで安定していた圭が敗れてしまったのか?
世界が注目したこの試合、試合前日に、僕が圭が勝利するためには、しなければいけない
条件、3箇条をここに挙げました。答え合わせをしていきましょう・・・
★絶対に焦ってはいけない!
実際に試合では・・・
×焦圭!
出足から試合の主導権は圭、ボールをコントロールしていたのは、圭だった。
ただ、相手のサーブもブレイクできるチャンスがありながら、圭らしくないミスがでた。
大事なところでのドロップショットミス。チャンスボールで数メートルアウト。(圭ほどミスヒット
をしない選手はいない。ボール1つ、2つ、コートを割ることはある、ただ、ボール10以上のミ
スがでた。)
言いたくないけど・・・言います。
焦った、いつも以上のことをしようとした、余計な力が入った!
これまで「つなげる」、「攻める」、そのバランスの良さで、勝ち上がってきた。
その圭が一発決めに走ってしまった。誰がそうさせたのか・・・
王者ジョコビッチだ。
自分のテニスをすればいいんだ!心の中ではわかっていても、コートの向こうに見える
のは絶対王者。ジョコビッチだから特別なことをしなければいけない。いつものテニスでは
いけない…と、自然に無理をしてしまったのだ。いや、ジョコビッチにそうさせられてしまっ
たのだ。
まさに、トップ選手しか感じられない心理だ。
★ファーストサービスの圭になれ!
実際に試合では・・・
×ファーストサービスが伸びない
今日はサーブの確立というよりも大事な場面でのサーブが悪かった。
1、2セット。ファーストサービスの確率、圭が57パーセント、ジョコビッチは51パーセント。
ただ、ファーストサービスが入った時のポイント確率、圭の54パーセントに対し、ジョコ
ビッチ68… 圭、これはあまりにも低すぎるよ。
それだけ、ファーストサーブに力が入り。ボールに勢いがなかったのだ。
★大事なポイント、自分から攻めろ!
実際に試合では・・・
×攻めれなかった
僕も一様テニス選手だった。だから、僕をテニス解説者として、皆さんに聞いてもらいたい。
偉そうなことを言います。
圭は、モヤモヤの中でプレイしていた。今日のモヤモヤはとんでもないものだったと感じる。
そのモヤモヤは、昨年の全米オープンから続いているものだ。
大事なポイントで、どうしても守ってしまうプレイになってしまっていた。だからこそ、今日の
圭は攻めようとした・・・心では。
ただ、体が動かない。スウィングできない。その中で攻めようとするからこそ、大きなミスに
つながったのだ。
ただ・・・・
圭は、最後まで◎◎◎ネバーギブアップだった。
2セット奪われ、足の太ももに違和感があり、トレーナーにテーピングの処置をしてもらう。
その中で、1ポイントでも奪おう、1秒でもコートにいよう、その気持ちが◎◎◎だ。
残念ながら、圭の2016年、全豪オープンは終わった。
ただ、圭、2016年は圭にとって明るいぞ!まだまだグランドスラムトーナメントは3回もある。
そしてオリンピックイヤーだ。
圭の年にしよう!
そのためにも、今日の悔しさを力に・・・
強くなれ圭 立ち上がれ圭 大丈夫だ圭
冷静になって、思い出した。すぐに、デ杯、ワールドグループ、昨年優勝のイギリスとの戦い
が待ち構えている。デ杯によって、パワーを注入するのが圭だ。
デ杯、応援させていただきます。
圭、ありがとう、圭あと少しだよ、圭悔しいよ・・・
修造