日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2013年10月28日くいしん坊!万才 岐阜編9
今回は、岐阜県郡上市の北部大和町にある豆腐のお店「母袋工房(もたいこうぼう)」さんにおじゃましました。
標高700メートルにあるこの地域は、山に囲まれた本当に雰囲気のいい場所。
こちらでは、豆腐を燻製にした「燻り豆腐」をいただきます。
この「燻り豆腐」は、何と言っても香りがいいんです。
最初にいただいた感覚や食感は、豆腐というより燻製のチーズのようですね。
醤油を上からちょっとかけていただくと、見事に味が変化して、これまたビックリ!
元々の燻製の香りが、より引き立つ感じですね。
また、大葉を巻いた「燻り豆腐の天ぷら」は、本当においしい!
間違いなく大ヒットの一品です。
その昔、このあたりでは、豆腐は高級品で、お祝いや行事のときしか食べられないものだったそうで、
そのときに余った豆腐を「とおし」と呼ばれる網かごに乗せ、
囲炉裏の上に吊り下げて、煙で燻してできあがったのが、この「燻り豆腐」だそうです。
一説によると、なんとその歴史は鎌倉時代から続いているんだとか。
生活の知恵から生まれたこの「燻り豆腐」はアイデア満載!
そして、大豆いっぱいで栄養&美味しさも満載!!
食べると、元気が湧いてくる気がします!!
筧政之助さんにご紹介いただきました。
「母袋工房」さんの燻り豆腐は、豆腐に味噌を塗って一晩寝かせ、
水分がとんで小さくなった豆腐を、桜のチップ燻して作るそうで、
大豆から豆腐を作り、「燻り豆腐」ができあがるまでに3日間かかるそうです。