日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2011年09月26日くいしん坊!万才 石川編9
今回は、石川県金沢市の打木地区にやってまいりました。
ここでは、秋になると食べられる郷土料理をいただきます!
今回の主役は「笹ずし」という押しずしです。
この「笹ずし」、見た目にもおもしろくて、笹の葉を開いてみると、
青く色づけられた紺海苔と生姜、桜エビがすし飯の上に乗っているのですが、
この笹ずしをひっくり返してみると、そこには酢でしめたサバや紅鮭の切り身が!
見た目もきれいですし、みずみずしくて美味しいですね。
もう一つは、「えびす」というお祝いの料理をいただきました。
砂糖じょうゆの出汁に卵を溶きいれ、寒天で固めた料理ですが、
卵が貴重だった時代に、人が集まる席で、デザート感覚で食べられたものだそうです。
これも甘くておいしい!
こちらの方々にとっては郷土料理で、秋を感じられる料理ですから、
これからも大事にしていっていただきたいですね。
ありがとうございました!
「笹ずし」と「えびす」
なぜ「笹ずし」の魚が、すし飯の上ではなく下にあるのか伺ってみると、江戸時代に庶民の贅沢を隠すために
表を素朴に見せて、裏をぜいたくにしていたという説があるそうです。