日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2013年12月16日くいしん坊!万才 長崎編7
長崎県平戸市にある生月島では、およそ450年前に伝来したキリスト教が独特の形になって伝わっています。
今回は、その行事食を紹介していただきます。
豪華な料理がたくさん並んでいることにまず驚くのですが、
行事では「おやじ様」と呼ばれる役の人が仕切り、「祈願」「直会」「宴会」と進んでいくそうです。
また、最初にいただく料理も決まっているそうで、それはお刺身。
魚は今が旬のヒウオ(シウラ)です。
ただ、この食べ方がとてもユニークで、なんとお刺身にお酒をかけ、
十字を切って感謝の祈りを捧げてから、お味噌をつけていただきます。
お味噌の香りが、魚本来の甘さと合って、不思議な組み合わせですね。
次にいただいたのは「アリマ」。
ゆで卵を魚のすり身で包んだ料理なのですが、味はおでんです!
子どもはすごい好きな一品だと思いますね。
切った形が竜の眼に似ていることから、「竜眼」と呼ぶ地域もあるんだとか。
昔から受け継がれている生月の行事食は、みんながワイワイ笑顔になる料理ですね!
ありがとうございました。