日々の思いを本気で伝える!修造コラム

2014年08月11日くいしん坊!万才 福井編4

東尋坊にほど近い福井県あわら市には、知る人ぞ知る珍しい郷土菓子があると聞いてやって来ました。

そのお菓子とは「とびつき団子」と言って、カマササゲという小さな豆が、

お団子の表面にびっしりついています!

 

作り方は、まず、カマササゲをたっぷりの水と砂糖、少々の塩で茹で、

火を入れては冷ますという工程を繰り返します。

一晩経ったら、もち粉を30分近くこねて作ったお団子を沸騰したお湯で茹で、

カマササゲの上に打ち上げると、温かいお団子に冷えたカマササゲが、

「とびつく」ようにひっつくのです!

これが名前の由来と言われていますが、「とびつくほどおいしい」という意味もあるんだとか。

 

僕も、できたてを一口でいただいてみると、カマササゲの主張がすごい!

プチプチっとした食感に、どこかなつかしい味がして、おいしいです。

できてから1時間ほどたった「とびつき団子」は、また味が変わるので驚きです。

お団子のかたさが変わってきたことで、カマササゲの主張の仕方も変わってくるんですね。

 

このカマササゲは、なんと、この「とびつき団子」のときだけ使うんだそうです。

こんなにおいしい「とびつき団子」だったら、子どもたちも喜んで飛びつくでしょうね!

これからも、この伝統の味を守り続けていってください!!