日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2015年10月07日楽天ジャパンオープン 錦織圭選手2回戦突破!
リシャール・ガスケ選手(フランス)、グリゴル・ディミトロフ選手(ブルガリア)などの世界のトップ選手が一回戦で破れる波乱。
そして今日も一試合目、全米オープンベスト8のフェリシアーノ・ロペス選手(スペイン)が姿を消した。
とにかく、出場している選手の層が厚い、強すぎる。
一回戦から、全米オープンでいえばまさにベスト16、4回戦の組み合わせのような試合が続いているのだ。
そんな中、日本の錦織圭選手が、有明センターコート第3試合に現れた。
錦織圭 7-6(7-3)、6-3 サム・クエリー(アメリカ)
満員のセンターコート、一年に一回の世界。
錦織選手を感じられるということで、お客さんのワクワク感、ボルテージはマックス状態!
しかも、コイントスには、ロンドンオリンピック卓球の銀メダリスト、石川佳純さんが登場!
その雰囲気は試合にそのままつながった。
ウエア、バンダナ、テニスシューズともに真っ黄色!
お客さんも真っ黄色ユニクロが目立つ、まるで一緒に闘っているよう!
今日の圭は、イエローサインは(注意信号)全くなし、まさに・・・
ひまわり圭!だった!
相手クエリーは、時の漫画、進撃の巨人クエリー!
196センチから放たれるサーブ、そしてストローク、強烈だった。
しかし、圭は、終始落ち着いていた。
一回戦とは違い、ファーストサーブの確率もよく、ストロークも無理せず焦らず、スムーズに試合を運んでいた。
確かにスコア的には競っている試合、ただ・・・
内容的には、相当差のある試合だった!
タイブレークに入るまでは、相手のサーブに手こずっていた圭だが、
タイブレークに入り、相手のサーブ、4ポイントブレーク!
なぜ出来たのか?
ギアを上げた!リターンを構える位置を上げた!
リターンを構える位置が一気に前に!
相手にとって、サーブを構える時の視野が変わった!
タイブレークに入るまで取っておいた!隠しておいた!
僕もビックサーバー(サーブしかなかった)だったので分かるが、サーブの位置を変えられるほど、嫌なものはない。
完全にタイミングがおかしくなるのだ!
クラリーのサーブが進撃しなくなる。
ファーストサービスをリターンし、相手にプレッシャーを与え、ポイントを奪った。
セカンドセットに入り、完全に圭ペース。
第三ゲーム、30-40 またもや、圭が動いた!
今度は、前に構えるのではなく、ぐっと後ろに下がった!
タイミングをずらしたサーブ、しっかりとリターンし、最後は圭のエースでブレイク!
日が落ちてからの有明は、寒い寒い中での観戦だったが、圭の素晴らしいテニス。
心、あったまる試合でした。
圭、二回戦突破、おめでとう!そしてありがとう!
圭は、日本の ひまわりだ!
シングルスの最終試合、スタン・ワウリンカ選手 vs 伊藤竜馬選手は、
フルセットまで持ち込んだものの、残念ながら、6-4、2-6、6-4で惜敗。
ただ、竜馬のテニス、ドラゴンは戻ってきた!!
有明で連日興奮しまくっている 修造より