日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2014年03月24日くいしん坊!万才 愛媛編2
今回は、かなり変わった方法で作られる焼き芋があると伺って、愛媛県西予市の明浜町に来ています。
それは「灰屋いも」と呼ばれる焼き芋で、生石灰に水をかけると起こる化学反応によって出る約200℃の熱を利用して焼くというからビックリです。
その作り方はというと、鉄製の箱の中に生石灰を敷き詰め、水を混ぜてから、さつまいもを置き、
さらに生石灰でさつまいもをサンドするようにかぶせ入れ、最後にふたをして1時間半~2時間待つとできあがり!
なぜこのような作り方をするようになったかというと、その昔この地域は一大石灰産業地帯だったそうで、
そこで働いていた方々が、仕事の合間におやつとして作って食べられていたそうです。
火を一切使わないことでさつまいもの旨味を閉じ込め、普通の焼き芋より甘味が凝縮されるんだとか。
確かに、口に入れると、溶けていくような食感で、とにかく甘い!
お芋の蜜が出てくる感じで、本当においしいです!
現場で働いていた方たちの知恵から生まれたこの料理。
お見事です!ありがとうございました。