日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2016年09月16日デ杯 ワールドグループプレーオフ 第1日目
デ杯ワールドグループ残留をかけて、日本対ウクライナの戦い
(9月16日~18日)が大阪の靭テニスセンターで始まった。
30度を超える蒸し暑い中での熱い戦い。WOWOW解説させていただいた。
第1日目 シングルス2試合
[第一試合] ダニエル太郎 7-6,7-6,6-1 S.スタホフスキー
この試合は、太郎のしつこさと、そして希望が見えた試合だった。
相手は、ウインブルドンであのフェデラーも破っている強豪。
最初のタイブレークは完全に相手のペースにあったが、太郎のどんな時もボールを
返すしつこさに相手のミスがでて流れが太郎に。
そしてセカンドセットからは攻撃太郎に!
最後のテニスは、間違いなく世界のトップ選手と渡り合っても勝負できるサーブ、そ
してグランドストロークで日本に大事な一勝をささげてくれた。
太郎は強い!圭に続ける!そんな希望を皆が感じた内容だった。
太郎は、ダニエル太郎! エイブル太郎!ありがとう!おめでとう!
[第二試合] 西岡良仁 6-4,5-7,6-4,7-5 I.マルチェンコ
良仁は、僕がこれまでのジュニア合宿で最も厳しく接してきた選手。
負けず嫌いが良仁が日本の力に貢献してくれた!
相手は、全米オープンで優勝したワウリンカに4回戦でセットを奪うほど調子の
よかったマルチェンコ。
まるでプロレスラーなみの体系で、パワーでどんどん押しまくる。
良仁は、サウスポーをうまく利用し、緩急を付けながら自分のペースに。
4セット、2-5、セットポイントを奪われながらも、完全に良仁ゾーンに入った。
靭テニスセンターに集結した日本応援団は感じたはずだ。
こんなすごいテニスをする日本人が錦織圭選手以外にいたんだ!って。
大声で叫ぶ圭の応援を受け、良仁は今日の試合で大きな自信をもぎ取った。
ひとまりもじゅうまわりも成長した良仁を感じた試合でした。
良仁 おめでとう!ありがとう!
初日、0勝2敗でもおかしくなかった2試合。
見事、錦織圭選手がいない中での2勝スタート。
圭だけでない日本チームがいました。
明日の錦織&杉田ペアのダブルスは乗りに乗ってどこまでも日本の波に乗っ
ていけ!
世界ランキング100位以内の4人が集結。
日本テニスはより世界に近づいた。
さあ、あと一勝でワールドグループ返り咲き!
日本テニスを応援しよう!日本テニスを支えよう!日本テニスを信じよう!
日本テニスを愛している 松岡修造