日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2017年12月25日陸王チャレンジ日誌③
「陸王」が終了・・・
まさに陸王ハリケーンのように過ぎ去っていった、僕にとってのこの3週間。
この経験は、50年の人生の中でも、まさに宝物の時間となりました。
最終回の1シーン、あの役所さんに対して、自分が超接近戦で偉そうに語っている姿をモニターで見たときには、自分自身の、勘違いぶり、自己陶酔ぶりに驚きました。
でも、これも全て、役所さんの演じ方、受け入れ方、そして福澤監督の演技指導のお陰です。
今回僕が得たものを述べ始めたら、きりがありません。
正直、松岡修造が「陸王」に参加する、そして、キーパーソンの御園丈治役をすると初めて聞いた時のスタッフ、また皆さんの心の声は、まさに第9話の最後のシーン、宮沢社長(役所さん)が御園社長に叫ぶ・・・
「馬鹿にしないでくれ!」
だったと思います。
そんな中、やり遂げることができたのは、一言で言えば・・・
スタッフ全員で一つのものを作り上げていく情熱。
どんなに疲れようが、無理だと思おうが、できないと感じようが、みなさんの心が「このチームなら“できる!”」と、そう信じて突き進んでいました。
その舵をきられていた 福澤克雄監督。
監督は、慶應義塾大学のラグビー部で、なんと社会人チームのトヨタ自動車を破り、大学にもかかわらず日本一になったチームのリーダーです。
監督がどんなに疲れていても、読み合わせ、そして演技指導をしていただいた時間は、僕の人生観を変えたと言っていいほどの貴重な、そして本気の時間でした。
まさに福澤監督イズム ワンフォーオール オールフォーワン!
ワンフォー陸王 陸王フォーワン!
「陸王を観てくださった方が、明日に向かって頑張ろう!そう思っていただくためにみんな頑張ろう!」と何度もおっしゃっていました。
福澤監督の言葉に、僕自身も救われ、そして学び、前に進むことができました。
御園丈治・・・短い時間でしたが、僕は明らかに御園さんになっていました。
役者とは、自分とは違う人を演じるが、実は必ずその役の中に自分自身もいて、そしてその役が終わっても永遠に僕の中に居続けると感じています。
陸王をご覧いただいた皆さん、そしてチーム陸王の皆さん、本当にありがとうございました。そして、僕は、これから応援人に戻ります。
心を込めて・・・陸王!できる王!ありがと王!
もう一度初めからやり直したい・・・ 御園修造