日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2017年12月15日陸王チャレンジ日誌①
僕にとっての「陸王」がスタートした。
人生で初めて演じる第8話の撮影初日。
これほどの緊張感は、そしてプレッシャーは、間違いなく現役で戦っていた時から20年ぶりのことだ。
そして最も覚悟があると感じているのは、チーム陸王のスタッフのみなさん。
ドラマ終盤の大事な役、しかもいきなり6分近く話し続けるという、とんでもない台詞量を松岡修造に託したのだ。
もう、逃げられない。。。
「はい、ドライいきます❗」突然スタッフから発せられた声。
いきなりカメラマンを含め、30人近くのスタッフが集合。
そこに、こはぜ屋の宮沢社長こと役所広司さんが現れた。
日本が世界に誇る大スターだ。
テニスで言えば、ウインブルドンで推薦枠(ワイルドカード)をもらった選手が、いきなりロジャー・フェデラーと戦うようなものだ。
全員に囲まれる中、「はい!」という監督の掛け声と共にスタート。
正直、あまりそこから覚えていない。
僕は完全に御園社長になりきっていた。まさに役所さんのお陰です。
失礼な言い方ですが、役所さんはこはぜ屋の社長にしか見えなく、いい意味で、役者役所さんオーラを完璧に消されていた。
役所さんが僕を御園にさせてくれたんです。これこそがスーパー役者、真の役者なのだと感じました。
お陰で、セリフを一度も間違えることなくドライ(全スタッフチェックリハーサル)を終えることができました。
それからあっという間に撮影が過ぎていく。
僕にとって初めて演じた撮影初日は、正直な気持ち、劣等感、敗北感、自分の演技のできなさ加減に悔しい思いでいっぱいでした。
一方で、本当に楽しかった。幸せな時間だった。
そして、撮影の進み具合も思った以上にテンポが良かった。
(CMは、ライティングでとんでもなく待たされるので)
とにかく一番ありがたかったのは、皆さんが超ド初心者の僕をあたたかく迎えてくださったことです。
第9話でリベンジ・・・
上手く演じきることができたかどうかは、皆さんのご判断にお任せいたしますが、無事撮り終えることができました。
第8話を観ていただいた方々から訪ねられる「御園社長は、いい人ですよね❗修造さんは裏切らない人ですよね❗」と。
それは、第9話を観てのお楽しみに❗
僕を熱いと思っている方、あと一押しだな❗ 御園修造