日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2018年09月02日錦織選手ベスト16!
グランドスタンド第3試合は大坂なおみ選手圧巻の試合でしたが、次の第4試合は錦織選手登場。全米オープン到着してすぐに、2試合続けて興奮の試合を観戦することができた。
男子シングルス3回戦 錦織圭 6-4,6-4,5-7,6-1 D.シュワルツマン
グランドスタンド1階は指定席、2階は自由席となっているが、試合前からスタジアムは満員。立ち見がでるほどの好カードなだけに熱気が伝わってくる。
相手は170センチと小柄のD.シュワルツマン。よく走り、よく打ち、そして小さな巨人メンタル。
第1セット、シュワルツマンがいきなり3ゲーム連取という、圭にとっては苦い出だしとなってしまった。今までの圭ならこのままの流れですんなりとセットを落としていただろう。だが…
ガッツガッツガッツ圭!
自分自身に よしっ! 大丈夫 よしっ! できる よしっ!
自分を奮い立たせるガッツポーズ。拳を何度も何度も奮い立たせ、感極まるくらいガッツ ガッツ ガッツポーズ。
こんな圭を見るのは久しぶりだ。正直、決して思うようなプレイはできていなかった。特にフォアハンドが手打ちになることが多く、ボールに重さがない。そんななかでも圭はガッツの心で乗りきった!フォアがだめでもバックハンドで早い展開。どんな時も攻めの姿勢は崩さなかった。根負けしたのがシュワルツマン。次第にミスが増えてきた。第1セット、6-4で圭先取。
第2セット、圭が終始主導権を握りながらのプレイ。ただ、やはりセカンドセットに入っても、思うようにフォアが入らず勢いもない。そこでまた出た “ガッツ ガッツ ガッツ圭”
よし! よし! よし! よし! よし! よし! よし! よし! よし! よし!
そんな声が聞こえてくる魂のガッツポーズ。ブレーク直後にブレークバックされる一進一退、緊張感高まる中で何とか競り勝ち、セカンドセット6-4と圭の2セットアップで迎えた第3セット。
シュワルツマンはやはり “頑張るマン” 彼は決して諦めない!シュワルツマンの粘りにミスを連発する圭。1ー4とリードされるが、そこでまたでた『ガッツ圭!』本当に心で戦っていた。4-4にまで追いついたが、あと1ポイントというところで取り切れない場面が多く、そのまま5-7と第3セットを落としてしまった。しかし、気持ちを切り替え臨んだ第4セット。
いきなり圭がブレークすると圭の勢いが止まらない。フォアハンドがしっかり打てるようになり、第4ゲームからは4ゲームを連取し3時間17分の激闘に幕を閉じた。このテニスで強敵シュワルツマンに勝てたのは大きい。第3セットを落としてしまったのは残念だが、第4セットから圭のフォアが戻ってきたことは圭にとって大きい!「最後まで攻める気持ちを持てたのが勝利につながった!」と圭が試合後に語っていた通り、追い詰められても攻め続ける圭は見事だった。
さぁ次の相手、ベスト8をかけての対戦相手はあのスベレフに勝利した F.コールシュライバーだ!
圭の優勝ROADへの道が開けてきた!
日本の皆さんに伝えたい!今回の錦織選手は強いです。
このままガッツ圭で突っ走れ!
日本の皆さんと心は一つ !
圭を信じる力は世界一の 修造より