日々の思いを本気で伝える!修造コラム

2017年11月27日日曜劇場「陸王」に参加させていただくことになりました。

いままで伝えたことがない、僕の本心を記します。

実は、演じることは、現役を退いてからの20年間、僕の心の中でずっとあたためていたものでした

ラケットを置き、自分に何ができるのか?何がしたいのか?
自分の心の声を聞いているなかで、間違いなく“演じたい!”という想いがありました。

ただ、そのとき僕が出した答えは、まずは自分のやってきたことが武器になることから始めようということでした。
そして、テニスのトップジュニア育成からスタートし、自然と周りを応援することに生きがいを感じていきました。

今まで何度か、演じることへのオファーもいただいたことがありました。
ただ、これまで作り上げてきた自分を変えるほどの覚悟を持てるものではなく、
2020年へ向けて邁進していました。そして、心から充実していました。

そんな中、今回“陸王”のオファーを頂いた。

最初は、どう考えてもスケジュール的に厳しい・・・恵まれた仕事をさせていただいている中で今本当にすべきことなのか・・・といろいろ考え、悩みに悩み、迷いに迷いました。

ただ、僕の中にモヤモヤが居続けていた。これはチャンスだ!ただ逃げているだけではないのか?

普段、皆さんから問いかけられる質問を自分自身に問うていました。

僕の心の声は“やりたい!” 間違いなくそう叫んでいた。

心から自分のしたいことへの挑戦。今、掴まなければ永遠に後悔すると出演を決断しました。

一番の理由は、役柄も含め、“心”を伝えるドラマだったということ。
そして、福澤監督はじめ、スタッフの方々がその熱い想いを一つにして作られている作品だということでした。

ただ言い換えれば、最も厳しい現場であろう。

いきなり初心者がテニスでいうグランドスラムに出場するようなものですから。

僕は50才になりました。

まさに、チャンスをチャンスとして掴むときだと決心!

“陸王”は、日本の魂を感じさせる本気ドラマです。

明日へ向かうための活力になるドラマの一員になれるよう本気勝負させていただきます。
(チーム陸王にいれていただいたスタッフの皆さんに心から感謝)

先日、初めて演じることを終えました。役所広司さんとの真っ向勝負。

劣等感、反省、後悔・・・いっぱい感じましたが、なによりも松岡修造は心から楽しんでいた。
幸せな時間でした

そして、今間違いなく言えることは、挑戦してよかったということです。

まさに、“陸王”のテーマ・・・

自分を変える覚悟はある! 松岡修造