日々の思いを本気で伝える!修造コラム

2019年01月19日全豪オープンテニス、日本人男女2週目突入!

猛暑が続くメルボルン。選手たちの過酷な姿は、試合中に頭や体、首の後ろを氷で冷やすシーンを見ればよくわかる。そんな中…!

日本人男女2週目突入!

大坂なおみ選手、グランドスラム2度目の制覇へ。

大きな坂ではなく、王者にむかっていく王坂を上がっていく!

大坂なおみ 5-7,6-4,6-1 シェ・シュウェイ(台湾)

ファーストセットを奪われ、セカンドも競りはしたが、結局ファイナルになって一気に動きも攻撃もすべてにおいて、『全米初優勝なおみ』のテニスになってきた。そして、今大会の初戦からドロップショット、ネットダッシュと、いままでよりもバラエティーに富んだテニスを加えてきた。2年連続2度目となるベスト16入りを果たし、いよいよ“なおみテニス本領発揮”である。

そして!

錦織圭選手、グランドスラム初制覇へ。

グランドスラム崖をかけあがれ!

錦織圭 7-6(8-6),6-1,6-2 J・ソウサ(ポルトガル)

ギアアップというのは今日のようなテニスを言うのだろう。すべてにおいて圭のテニスのギアがアップした。

これぞ優勝へむけたテニス!

 ソウサはグランドストローク主体、2回戦のカルロビッチセのサーブのみテニスとは違い、テンポを与えない相手ではなく、しっかりとストローク勝負ができた最高のタイミングを掴んだ圭。特に第2、第3セットのテニスは錦織圭進化バージョン。早い展開によりネットポイントを増やす、イメージ通りのテニスを披露することができた。今のテニス、そしてメンタルなら、ジョコビッチに勝つことは全く不思議ではない。いや、どちらかというと錦織有利に見える。(まだ気が早い話だが・・・)

 一番の良さは、怪我の心配がない、痛いところがないということ。

一番の心配は・・・体力、体がもつかどうかだ。 

1、2回戦はフルセットという長時間の試合を余儀なくされた。試合感覚を、競った中での勝負ポイント感覚、沢山のテニス感覚、とプラスポイントがあった。ただ、体力の心配は隠せない。体力は試合を重ねるたびにジワジワと加算されていくからだ。特に炎天下の中、体が受ける疲労感はたまらない。だからこそ次の4回戦、なるべく競らずにベスト8に進んでいきたいところだ。

偉そうに記し申し訳けありません。すべてにおいて、僕は錦織圭選手が優勝すると信じている中での伝え方をしています。

さあ、グランドスラム2週目からが、両選手にとっての本番となる!

僕の心は全豪オープン、真夏の心で応援します!  

松岡修造