日々の思いを本気で伝える!修造コラム

2018年02月19日魔物に助けられた?!

日本男子フィギュアに新たな歴史が誕生しました!

羽生結弦選手 金メダル連覇!

宇野昌磨選手 オリンピック初出場で銀メダル!

なんとワンツーフィニッシュ!

金メダルを獲るために、ここまで自分に厳しくできる人はいったいどのくらいいるだろう。

4年前のソチオリンピックで金メダルだったにもかかわらず、「時間を取り戻したい」、「もう1度演技をやり直したい」、悔しそうにそういった羽生選手の4年間はここでは語りつくせないほどの壮絶なものでした。

「圧倒的に勝ちたい」そう言っていた羽生選手でしたが、度重なる怪我で苦しみましたが、怪我をして多くのことを学んだそうです。

「金メダルを獲るために必要なものだけを選ぶ」という事をしてきた羽生さんはたくさんのものを捨てたと言います。今まで自分が持っていたものを捨てるという事はとても大きな勇気がいります。でも、何かを手放さなければ、何かを諦めなければ、その大きなものを掴むことができない、そう自分の心と常に対話してきた羽生さんは、金メダルを獲るために今必要なもの、そうでないものを選ぶ力をつけていたんですね。だからこそ、こんなにもクリーンに金メダルを再び手にすることができたのだと思います。

そして、もう1つ驚いたのが「魔物に助けられました」という言葉。魔物にやられてしまったという言葉はよく聞きますが、助けられたってどういうこと?

これにはやはり羽生さん独特の言葉がありました。

6分間練習の時に失敗もあり、なかなか集中しきれていなかった、緊張感が足りないと思った時に、ここはオリンピックだ!もっと緊張しないとだめだ!と魔物が背中を押してくれて緊張感がよみがえってきたと言います。なんという選手なのでしょう。羽生選手の涙にはいろんな思いが詰まっていたんでしょう。本当におめでとうございます!

そして、オリンピック初出場で銀メダルという快挙を成し遂げた宇野昌磨選手

宇野さんのいいところは「いつでもどんな時でも変わらない宇野昌磨でいれること」。

常に冷静沈着な宇野さんはまさに「宇脳昌磨」。宇野さん独特の考え方、まさに宇野さん脳だからこそ、オリンピックの大舞台でも特別なところという感覚を持たずに、いつも通りの演技ができたのだそうです。宇野さんおめでとう!