日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2021年02月18日大坂なおみ選手、セレナに圧勝して全豪決勝進出!!
全豪オープンテニス2021 女子シングルス準決勝 大坂なおみ 6-3,6-4 セレナ・ウィリアムズ
セレナを夢見てテニスを頑張ってきたなおみさんですが、今日のセレナ戦を見ていて、「セレナを大きく超えた!」と僕が感じた瞬間です!
なおみさんが最も尊敬するあこがれでもあるセレナ・ウイリアムス。なおみさんのテニスはまだまだ進化し続けていますが、実は、なおみさんのテニスを最初に見たときから僕が思っていたことがあるんです。それは、「セレナとなおみさんのテニスは本当に瓜二つといってよいほど似ている」ということです。
★パワー力
★サーブ力
★ストローク力
★コートカバリング力
★迫力
当時からすべてにおいて重なって見えましたが、唯一セレナがなおみさんを大きく上回っていることがあるとすれば、それはたくさんの経験だと感じていました。グランドスラム23回優勝、苦しい場面、プレッシャーの乗り切り方がセレナという選手は素晴らしいのです。
今日の試合、とにかくお互いがすべての力を出していたプレーでした。でも、お互いが出し切っていたときでも、その差は大きなものでした。もちろんセレナ39歳ということもありますが、それ以上になおみさんのすべてがセレナを上回っていたと僕は思いました。
この試合、なおみさんの緊張は途轍もなかったでしょう。
「セレナは、セレナ。圧力がある。そしてあこがれの選手だから、より勝ちたいと思う!その思いが緊張に変わる。そのメンタルを安定させないといけない・・・」
その言葉通り、序盤のなおみさんのテニスは硬かった。ダブルフォルト、ボール10球分近くのミス。なにをやってもうまくいかない。
でも、第1セット0-2、セレナに対してブレークポイントを握られてからのなおみさんは別人と化し、完全になおみさんがセンターコートを仕切っていた。最初のボールからエースを取ろうとせず、しっかりとセレナを動かし、じわじわと追い詰めていく。
このまま簡単にいくかと思ったが、さすがセレナ。
テニスに対しての情熱は世界一!自分への叱咤激励と叫ぶ、吠える!今日からロックダウンがおわり観客の声援とともにセカンドセット2-4から4-4にカムバック。
そえでもなおみさんのメンタルは動揺しない。最後まで落ち着いたテニス。
マッチポイントが決まってもガッツボーズなし。その姿は、師匠セレナに対しての尊敬の意を表したように見えました。
さあ決勝戦!テニスだけではなく、昨年の全米オープンの時のように、世界中になおみさんだからこそのメッセージを発してください!
なおみさん、決勝進出おめでとう!