日々の思いを本気で伝える!修造コラム
2019年02月03日デビスカップ決勝ラウンド進出!!
今年からデビスカップは24カ国による予選を行い、11月に予選を勝ち抜いた12カ国、昨年ベスト4入りした4カ国、そしてワイルドカードの2カ国の計18カ国が一堂に会し、1週間かけて決勝ラウンドで優勝を争うという新フォーマット。決勝ラウンドにコマを進めるためには、絶対に負けられない戦いとなった対中国戦。国別ランキング、また個人ランキングから見ても日本有利だと思われていたが、ランキング通りに行かない、勝って当たり前の試合に勝たなければならないプレッシャーは、いつも以上に選手たち自身に大きくのしかかってくる。それがデビスカップなんです。
日本1-2で迎えた第4戦の西岡選手は「自分が負ければここで終わりだ、絶対に勝って次につなげなければ!」という思いでコートに立っていたはず。
僕はデ杯で勝つこと、またアウェイで戦うことの難しさを知っているからこそ、追い詰められても最後まで戦い抜いた選手たちを、それを支えたチームJAPANに心から感謝!!
特にダニエル選手の最終戦は、何度も追い詰められても弱気にならず、ポイントをとってもとられても、ジャッジが微妙な判定でも心を乱すことなく黙々と自分のテニスをやり続けるその姿はまさに“サムライ”。相手のリー・ジェ選手はランキングではかなりの格下でしたが、この2日間の戦いぶりはトップ100に入っていないのが信じられない程のプレーでした。どんな球も全力で走りボールを追い打ち返してくる。絶好調の相手に対し、フルセット2時間45分の激闘で日本を勝利に導いてくれた太郎は、最後右足を痙攣させながらも、満身創痍で戦い抜いてくれた!
そう、太郎が“ウルトラマン太郎”となって崖っぷちのチームJAPANを救ってくれた!この勝利は太郎が今シーズンを全力で戦い抜くための大きな力になるはずです。どんなときでもテニスへの探求心を忘れない、自分の可能性を信じている太郎だからこそ、デ杯後のツアーに是非とも注目して欲しい。
ありがとう太郎!おめでとうチームJAPAN!
11月にスペインのマドリッドで開催されるデビスカップ決勝ラウンド。是非とも強豪国相手に日本の底力を見せてくれ!